審美歯科に関するレポ
アメリカなどでは歯並びなど美しさは出世の必要条件の一つとされています。これは主に相手に与える清潔感などがコミュニケーション
において重要な要素であると考えられているからです。そのため、アメリカでは小さいころから審美歯科に通い、子どもの歯並びや歯の色
などに気を使うわけです。私はこれまで三本の歯をオールセラミックスにし、二本の歯にセラミックインレーをやりました。オールセラミックスは
2本は歯並びの美しさのため、1本は虫歯の治療のためでした。また、虫歯の治療の後に入れた銀の詰め物が嫌だったので、銀の詰め物の入って
いた2本の歯に対しセラミックスの詰め物を入れてもらうことにしました。
1、セラミックスを入れるに至った経緯について
私がセラミックスを入れることにしたのは20過ぎのころでした。当時、奥歯の銀の詰め物が嫌だったこと、あと、小さいころに事故にあい一
部前歯の歯並びがあまりよくなくそれが気になっていたことが、私をして審美歯科に通う決断に至らしめたのでした。 最初は、前者に対
してはしては、セラミックスインレー、後者に対しては、健康な歯を削るのは嫌だったので部分矯正を行いたかったのですが、歯科医
師と相談した際に、「部分矯正は時間がかかり、上手くいくとも限らない(思い通りに矯正するのは難しいらしい)、それに、費用も歯を
オールセラミックスにしてしまう方がはるかに安い。」ということだったので、悩んだ末に結局、部分矯正ではなくオールセラミックスに
かえる方法を用いることにしました。これには、当時アルバイトで用意できたお金が大体50万円くらいであり予算に限りがあったというの
もありました。
2、歯科医院選びについて
さて、具体的にどこで治療するか病院を探すことになりました。
現在でも、インターネットで調べると、オールセラミックスは同じセラミックスを用いているのに、一本あたり高いところでは20万円以上、
安いところでは一本あたり6万円といった感じで、病院によって価格がかなり異なるのが分かると思います。これは、費用に含まれる技術
料が大きく異なるためなのです。セラミックスの歯自体は実際は2〜3万円もしないのです。
当時私は、費用の高い病院はそれだけ腕がいいから、費用が高いのだろうとひどいカン違いをしていました。そのため後々大変なこと
になりました。この誤った判断から、前歯二本は、一本あたり15万円以上するところ(保障は2年)でやってもらい、残りは、都内でも破格の安さ
でセラミックスを扱っている病院(オールセラミックスが一本6万前後で保障が5年)でやってもらうことになりました(2チャンネルでも有名な病院で
す)。
3、前歯の治療について
まず前歯からやることにしました。都内にある病院で、病院自体は清潔感のある感じのいい病院でした。ここの病院は、審美歯科と通
常の歯科の両方をやっていました。まず予約を取り病院にいくと、用紙を渡されて、これまでの病気の有無、アレルギー反応の有無など、
あと、どのような治療を望むのか(費用はかかっても、最新の技術で最高の技術の医師の治療を受けたいのか、それとも、保険適応内で最
もいい治療を受けたいのか)を答えました。私は前者を選択し、「費用がかかってもいいから、なるべく綺麗な状態になるようにして欲し
い」と医師にも頼みました。
ここまでは、全く問題なかったのですが、実際に治療に入るとこの病院では納得できないことが多々生じました。
まず第一に、最高の技術を望んだはずなのに、担当したのが院長ではありませんでした。院長レベルの技能を有する、熟練したものがや
るなら、幾分は納得もいったのですが、私の担当をしたのは免許を取ってまだ経験のほとんど無い歯科医師でした。この点に関しては、納
得いかないながらも、あえて目をつむり、何のクレームもつけませんでした。これには、まだ治療が始まったばかりで、言い出しにくかっ
たこと、この若い医師の性格がよく、クレームをつけるのは悪いかな、と思ったのが関係していました。
治療は、一本ずつやることになりました、まず、1回目に歯を削って形を取り仮歯を入れ、2回目にセラミックスの歯を入れるといった感じで、一
回目と二回目の間が大体一週間くらい(歯を作るため)でした。私の場合、二本だったので、一回目にレントゲン、歯を削って形をとる、
仮歯で、二回目に一本目のセラミックスの歯を入れ、二本目の歯を削り仮歯にし、三回目に二本目のセラミックスを入れるというもので、
全部で大体二週間くで終わる予定でした。
二週間で終る予定だったのですが、実際は二本の歯をかえるのに一ヶ月くらいかかりました。
これは、一本目の歯を入れてもらった日の夜寝ている間に、歯が折れてしまいまったためです。朝歯が折れているに気がついたときは、
かなりむかつきましたが、病院側がすぐに対応してくれ、無料でやり直しをしてくれたので、この件に関しては収まりがつきました。
結局折れた歯は院長がやり直し、もう一本の歯は担当医師がやったのですが、セラミックスの歯事態は、大変美しく、歯並びも綺麗にな
っていいたので治療が終って暫くの間は大変満足ができたのを覚えています。まあ、その満足も、一年半後に歯根端切除をすることにな
り、怒りにかわることになったのですが(これが二番目に納得できなかったことです)。