TCA(トリクロロ酢酸)の種類・(私の)使用方法

ピーリングをやる際は自己責任でお願いします。責任はもてませんので何卒よろしくお願いします。

 ケミカルピーリングの中でも最も酸の強いものがTCA=トリクロロ酢酸です。高校の時の生物の教科書なんかで見たことがあるかもしれません。生物の実験なんかではたんぱく質を分解する際にこの薬品が用いられます。

 この薬品は強制的に酸等で皮膚を溶かし滑らかにするケミカルピーリングに用いられます。にきび痕には最も効果の高い治療法の一つであるとされますが、美容外科やエステでTCAピーリングを受けると5〜15万円もします(高い!)。薬品自体は日本では購入できませんが、米国などでは日本の美容外科やエステで用いられているTCAが市販されています。米国では20回分以上に相当する量で5000円前後の値段で購入できます(安い)。しかし、劇薬ゆえに、自分で使用するのが恐ろしい人は、費用は高くとも美容外科やエステに行くほうが無難かもしれません。

 私は、自分で米国のサイトからTCAを購入し、TCAピーリングをやっているので、その方法をココに記載します。

 TCAの種類

 アメリカのサイトでは、濃度が6〜8%、15%前後、25%前後、50%前後、90〜100%のTCAが市販されています。大体、日本の美容外科やエステで、顔の広範囲に用いられているものは、濃度が5〜15%の間ぐらいで、15%以上が用いられることはあまり無いです。50パーセント以上のものは、特に深いにきび痕に部分的に用いられます。

 ちなみに私が使用しているTCAは、12.5%と25%です。50%も持っているのですが怖くて使用してません。

   (私の)TCAの使用方法

TCAを単独で用いる際の使用方法をここで書きます。TCAとレチン・トレチノイン酸を用いる際はこちらを御覧ください。

 私が購入したTCAは、ふたがスポイトになったTCA(容器は瓶)、TCAを顔に塗るための筆、スポイトからTCAをうつしとるプラスチックの容器、TCA後の顔の赤みをひかせるための消炎剤、TCAの中和剤が付いていました。これらを使用してTCAを行います。ちなみに私はTCAを「Loganwood Skin Care」で購入しました。ホームページのアドレスは→「http://www.loganwoodskincare.com/index.cfm 

・低濃度(15%以下)を広範囲に用いる場合

 まず顔を洗い汚れを落とします。20分くらいして肌が乾燥したらTCAを塗ります。反応を弱くする際には、化粧水や乳液等で肌を保護してやるといいです。私は筆で顔全体にTCAを塗ったあと、30分間そのままの状態にしておき、その後顔を通常通り洗いTCAを落とすという方法を用いていましたが、2ちゃんねるの情報によると、もっと良い方法があるというので私もその方法を用いることにしました。

 2ちゃんねるで知った使用法は、洗顔後TCAを塗る際に、TCAをペーパータオルに含ませてそのまま肌につけ、しばらく乗せておくというものです。

 2ちゃん情報だと、乗せて置く時間は最高5分とのことでしたが、私は30分間くらい乗せています。私自身は全く問題ありませんでした。また、2ちゃんねるの人の中には、一晩中顔にペーパータオルを置きっぱなしにしているという猛者もいましたが、この辺は自分で調整してみてください。

・高濃度(25%以上)を用いる場合

 高濃度のTCAは、特に深いにきび痕に綿棒などで部分的に塗って用います。間違っても高濃度のTCAを広範囲には用いないようにしてください。私は25%のTCAを直径3センチぐらいの円形に塗ったことがるのですが、ものすごい痛かったです。私の場合は運良く痕がのこらなかったのですが、場合によってはケロイド状の痕が残ることもあるようです。低濃度の場合と同様、洗顔後に塗り、しばらく置いておいた痕、顔を洗ってTCAを落すといいです。

 TCAを使用した後は、ヒアルロン酸、アミノ酸、コラーゲン、ビタミン剤、などのサプリメントを飲み、また通常のスキンケア以外にもビタミンC誘導体等を用いたスキンケアをしっかり行ってください。TCAピーリングは1回でも効果のあらわれる人もいますが、基本的には5回〜6回繰り返すことにより目に見えた改善が実感できるようになります。また高い効果を得るためには、TCAを使用した後のスキンケアが大切であることも忘れないでください。一回で効果が得られなくても辛抱して繰り返し頑張りましょう。

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